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活動報告

2010年

8月19日
「つくらない」52
木曜日。天気は晴れ。集合はJR新小平駅に12時。実行時間は12時20分から15時10分まで。参加者は直方平ひろとのみ。計17の行為。(報告:直方平)

6月13日
「つくらない」51
日曜日。天気は曇り。集合はJR新小平駅に13時(直方平30分遅刻)。実行時間は13時45分から16時25分まで。参加者は直方平ひろとのみ。計9の行為。 51回目の「つくらない」会。次は100回目を目指そうと心新たに決意する。今回は初めて移動に自転車を使用。近所の気になってた場所に移動しての行為。「なるべく人が通るような場所を選んだ。例えば1は駅の近く、3は人のいる公園、6は遊歩道。マテリアルは今回3つ選んだ。水と新聞紙と辞書、です。水は水の流れる軌跡よりも、流す行為そのものに注意した。新聞紙を使うのはもっともパフォーマンスらしい行為。視覚的。しかし控えめに使用。辞書は言葉なので周囲に気を配る。またただの単語の羅列なのでディスコミュニケーションであり、また頭韻をふんでいるために詩でもある。今回はいつものごとく警官や誰かに注意されることなく終了したが、誰かが注意するまで1つの行為をやり続けるというのも一つのあり方かもしれないと思った。周りとの距離を確認しなくてはいけない。」(報告:直方平)

5月30日
「つくらない」50
日曜日。天気は曇り。集合はJR新宿駅に12時。実行時間は12時20分から15時40分まで。参加者は直方平ひろと、野本翔平。計6の行為。
JR新宿駅東南口前広場にて、1〜5の自由なアクションを始める。5終了後、喫茶店で6の準備、その後6を実行。6は路上で拾ったものを小さなビニールにいれ、それをはがきにホチキスで留めてポストに投函する、というもの。直方平、野本、それぞれ10枚のはがきを作成し、投函する。終了後、食事をしながら、公共についていろいろ話をする。公共の反対が私や個になる。「滅私奉公」ではなく「活私開公」ということ。(報告:直方平)
追記
後日、はがきが家に到着したが、1枚につき70円、計1400円の不足料金を郵便配達員により回収された。(直方平)

5月16日
「つくらない」49
日曜日。天気は晴れ時々曇り。集合はJR日野駅に13時(直方平30分遅刻)。実行時間は13時40分から15時5分まで。参加者は直方平ひろとのみ。計2の行為。
最初に駅のまわりを一周してから、予め考えていた椅子に座って1を実行した。基本的に椅子に座りながら思いつくままにアクションを行う。注意されたら終わろうと思いながら控えめにアクションを続ける。50分ほど過ぎたところで終わりにする。もう一つだけ何かしようと思い、地図を見て近くに中央自動車道があるのに気付き、その上を通る橋の上に行き2を行う。少し物足りないがそこで終わりにする。(報告:直方平)
1の行為における使用マテリアルの時間表
(時間はおおよそです。)
1分30秒から2分30秒まで ボール
4分から15分30秒まで 新聞紙
16分40秒から17分30秒まで ガムテープ
18分20秒から20分40秒まで ボール
21分50秒から23分30秒まで (拾った)傘
23分45秒から27分40秒まで 新聞紙
28分から29分5秒まで ボール
(28分25秒に傘をたたむ)
29分10秒から33分10秒まで 新聞紙
35分20秒から35分50秒まで ガムテープ
41分45秒から42分20秒まで ガムテープ
44分5秒から45分5秒まで 傘
48分30秒 傘をたたむ
51分10秒 片づけを始める
51分50秒 終了

3月22日
「つくらない」48
月曜日の祝日。天気は晴れ。集合はJR北本駅に12時。実行時間は 12時30分から15時50分まで。参加者は直方平ひろと、野本翔平。計21の行為。
埼玉県北本市にある、北本中学校プレハブ校舎内で行われている「北本ビタミン実験室」の関係者につながる野本翔平の誘いにより、プレハブ内の空き教室にて行為を行う。1、2はプレハブ内で行われていたS・H氏のワークショップにおける体験行為。残りの3から21までの行為は空き教室内で気ままに行った。野外でも、ということで車に乗り込み適地を探し回ったが見つからず、そのまま終了。(報告:直方平)

2月25日
「つくらない」46
木曜日。天気は晴れ。集合はJR南浦和駅に12時。実行時間は13時から15時30分まで。参加者は直方平ひろとのみ。計8の行為。
12時に集合。駅周辺から周辺地の間を行ったり来たり歩き続ける。1時間ぐらいかかってよさそうな場所を見つけ1の行為。次の行為の場所を決めようとしていたら、そこが女子高から駅への通り道であったため、つまり女子高生がたくさん歩いていたので回避。近くに線路にかかる歩道橋を見つけ、その上で2の行為。その近くの住宅街の路上で3と4の行為を同じ場所で続けて、駅周辺に戻り5の行為。再び周辺地に行き人通りの少ない道路で6の行為。測量の人がいたので、途中で切り上げる。団地と道路の間のきれいに植え込みがされている場所で7の行為、再び5の行為の場所に戻って5の行為と同じマテリアルを使用した8の行為。そのあとしばらく歩き続けたが疲れてきたのでそこで終了。 (報告:直方平)

2月7日
「つくらない」45
日曜日。天気は晴れ。集合はJR東小金井に12時(直方平19分遅刻)。実行時間は12時30分から16時15分まで。参加者は直方平ひろとのみ。計19の行為。 (報告:直方平)

1月31日
「つくらない」44
月曜日の祝日。天気は晴れときどき曇り。集合はJR武蔵小金井駅に12時。実行時間は12時から17時20分まで。参加者は直方平ひろと、関根麻郎。計9の行為。(報告:直方平)

2009年

12月23日
「つくらない」43
水曜日の祝日。天気は晴れ。集合はJR武蔵浦和駅に12時(直方平12分遅刻)。実行時間は12時30分から16時25分まで。参加者は直方平ひろとのみ。計16の行為。(報告:直方平)

11月23日
「つくらない」41
月曜日の祝日。天気は晴れ。集合はJR桜木町駅に11時30分。実行時間は11時45分から15時30分まで。参加者は直方平ひろとのみ。計11の行為。(報告:直方平)

11月15日
「つくらない」40
日曜日。天気は晴れ。集合はJR新小平駅に12時。実行時間は12時15分から16時まで。参加者は直方平ひろと、関根麻郎。計15の行為。(報告:直方平)

11月3日
「つくらない」39
火曜日の祝日。天気は晴れ。集合は東急二子玉川駅に11時10分。実行時間は11時15分から14時50分まで。参加者は直方平ひろとのみ。計21の行為。(報告:直方平)

10月25日
「つくらない」38
日曜日。雨のため代表宅にて。実行時間は12時から13時10分まで。参加者は直方平ひろとのみ。(報告:直方平)

10月12日
「つくらない」37
月曜日の祝日。天気は晴れときどき曇り。集合はJR新小平駅に13時。実行時間は13時から16時45分まで。参加者は直方平ひろと、野本翔平。計24の行為。 (報告:直方平)

9月27日
「つくらない」36
日曜日。天気は曇りときどき晴れ。集合はJR府中本町駅に12時。実行時間は12時から16時まで。参加者は直方平ひろとのみ。計22の行為。 (報告:直方平)

9月13日
「つくらない」35
日曜日。天気は晴れときどき曇り。集合はJR東京駅に11時(直方平15分遅刻)。実行時間は11時30分から14時10分まで。参加者は直方平ひろとのみ。計13の行為。 (報告:直方平)

8月30日
「つくらない」34
日曜日。天気は曇りときどき小雨。集合はJR新小平駅に12時。実行時間は12時30分から16時10分まで。参加者は直方平ひろとのみ。計25の行為。(報告:直方平)

8月23日
「つくらない」33
日曜日。天気は曇りのち晴れ。集合はJR前橋駅に11時40分。実行時間は12時から13時50分まで。参加者は直方平ひろと、関根麻郎。計13の行為。(報告:直方平)

7月12日
「つくらない」32
晴れ。後で知ったことだが、この日梅雨明けだったらしい。しかし予定通り曇りプランを実行させる。東京都武蔵野市の吉祥寺駅に集合、そこから近くの井の頭公園に向かう。参加者は直方平と野本。まずは「ボート上アクション」。ボートの上でお互い行為をしていくというもの。直方平は今回からこの「ボート上アクション」のように状況行為というものを意識的に試みることにした。企画者として、そのパフォの内容よりも、その外枠を限定してやること、その中で自由にやってもらうのはどうかということを考えてみた。「ボート上アクション」は1時間行った。(もっともパフォ以前にボートを運転するテクニックの問題があることに途中で気がついた。)その後、天気が問題なさそうなので、晴れプランに用意した「人にポーズをつけて写真を撮る」を15分だけやることにした。ただ しスチールではなくムービーでそれを行う。これは「つくらない」会における「つくる」行為として特筆すべき行為だと思われる。そして再び状況行為として「喫茶店内アクション」を行う。一人30分間。初めての状況のため、それぞれ満足できるレベルには達することは出来なかったが、しかし可能性としてはいろんなことができるのではないかとお互い確認しあった。その後、野外の公園にてミーティング。暑さのため軽く済ます。そして、その近所で行うことになっていた「パースペクティブエモーション」のワークショップに二人揃って参加する。今回の企画は直方平。(報告:直方平)

6月28日
「つくらない」31
曇りのち雨。井の頭公園内の橋を渡った辺りに12時ごろ集合(集合時刻前に知人のSさんがパフォーマンス(ダンス)をしていたので、関根は早めに来て見学)。Sさんより見学希望の申し出があり企画者判断でオーケーとする。直方平さんからの提案もあり、まず「ボート上アクション」をする。約1時間、それぞれが、その場でやることを決め、一人一行為ずつ順番に行なった。その後、動物園に移動、「動物、鳥の名前(種の名前)を考える」を行う。雨が徐々に大粒になり、途中から室内(鳥のケージ)で行なった。さらに雨が強くなり、休憩をはさみ、彫刻館へ移り見学。本日の行為はこれで終了とした。タヌキ展を見た後、吉祥寺駅近くへ移りミーティングを行う。アートとは何か、など、有意義なものとなったが、事後会話を忘れた。今回の企画は関根。(報告:関根)

6月14日
「つくらない」30
お昼にJR吹上駅に集合。天気は曇り。野本の車で武州荒木地区へ向かう。秩父線武州荒木駅付近にて、野本案の行為「電車が通り過ぎる間に何かやる」を実行。次の電車までの待ち時間に、直方平案の行為「辞書で開いたところの単語を全部読む」と「ボール」を、それぞれ順番に行う。野本が「ボール」を行っている途中で雨が降り出す。一気に豪雨になり、身動きが取れなくなる。その間に電車愛好家の男性と遭遇する。雨が小降りになった隙に一軒家へ行き、野本案の行為「列を作って歩き、後ろの人は前の人の真似をする」を実行する。野本は一階で、直方平は二階でそれぞれ行った。一軒家を出て、野本の車に乗り、野本案の行為「ガイド」を実行する。野本は運転しながら行うのは危険だったため途中で断念。直方平はやり遂げる。その後、行田市内のファミレスにて会合を行った。会合の途中から関根も同席した。事後会話ほか、いろいろ話した。今回の企画は野本。(報告:野本)

5月31日
「つくらない」29
曇り。直方平自宅に集合して、12時40分頃から始めた。まず「直径1キロメートルアクション」を、直方平宅を中心にして始める。一人5分間の行為を繰り返し順番に、中心地より半径500mの区域内で行うこのイベント。しかし二回目の関根氏の行為の途中に雨のため中断となる。直方平は今後このイベントをいろんな場所で行う予定。自宅に戻り、今度はインドア行為。まず「買った理由をビデオに向かって説明する」「辞書で開いたところの単語を全部読む」の二つの行為で体を慣らす。その後前回に引き続き「DJ」を、今度は自由な時間という構成で行った。番組構成や時間制限というところから解放され、それぞれが自由にそれぞれの「音楽」をプレゼンテーションしていた。最後に「本で会話をする」。これも前回と同じだが、やはり時間を10分から30分にする。これは見るよりもやってみるものであると私は実感。書物ということと、語るのに自分の言葉でなく人の言葉である、という二重の客観性による夢物語。最後に雑談をして今回の会を終わる。雑談の中でジョンレノンライブを全員で鑑賞し、そこに出てくる小野洋子の行為について話し合った。今回の企画は直方平。(報告:直方平)

5月24日
「つくらない」28
予報により雨ということで、直方平自宅でのインドア行為を実行する。まず 「買った理由をビデオに向かって説明する」「辞書で開いたところの単語を全部 読む」の二つの行為で体を慣らす。その後、それぞれが自分の好きな音楽で番組 を構成する「DJ」を行う。直方平は即興で行おうとして失敗に終わる。野本氏 は自分の思い出の曲、関根氏は有名小説家の文章を引用し、かつそこに自分の好 きな曲をミックスするなど、それぞれいい構成を行った。次に「本で会話をす る」。それぞれの愛読本をテーブルに置き、その中の文章のみで対話を行おうと するもの。初めが直方平、野本ペア。その次が野本、関根ペア。最後に関根、直 方平ペア、と3回行う。10分行ったが意外と短く感じたので、次回はもっと長 く行った方がいいと思った。最後に「映画をみんなで読む」。それぞれに映画を 選んでもらい、その中から選んだ10分間のシーンをそれぞれ役割分担をして、 そのシーンの字幕を読むというもの。これもやはり10分間では短く感じてし まった。次回は映画まるまる一本をそれで行おうと思う。その方がこの行為の意 義があるかと思う。それぞれの行為についてのアフタートークを行い、そしてメ ンバーの野本氏が行っているイベントを題材にして、自由なイベントということ について話し合った。みんなが自由に行うといろいろと問題がでてくる。かと いってルールを徹底させようとすると今度は自由がなくなってくる。その間の道 はあるのかどうか、そういうことをみんなで話し合っていろいろと提案しあっ た。結論はでなかったが、自分の意見だとやはりそのイベントのオーガナイザー 次第ではないかと思う。その主催者がそのイベントの方向性をきちんと見定める ことがなりより重要ではないか。今回の企画は直方平。(報告:直方平)

4月26日
「つくらない」27
・晴れ。雲のほとんどないパフォーマンス日和。田園都市線二子玉川駅前集合。
・駅近くのコーヒー店サンレモ、および玉川高島屋(麩菓子、せんべい等購入)に寄ったのち多摩川の河川敷に向かう。
・田園都市線の鉄橋付近から、パフォーマンスに適した場所を求めて数百メートル上流に移動する。
・最初に河原にて「足の裏で砂利を数える」を行う(1、靴を履いたまま。2、靴を脱いで。3、靴を脱いで川の中で、4、靴を脱いで川の中で(自分で自分の足を撮影する)。
・同じ場所で直方平の提案により「決められた時間内石を投げ続ける」を行う。
・水辺から少し土手寄りに移動し、「棒ナビ」を行う。(1、スタート地点とゴール地点を決める。2、スタート地点に立つ。3、棒の端を持ち(棒は垂直に持つ)、持った手を体の前に伸ばし、手を放す。4、落ちた棒の指す方向(どちらでも可)の反対端に移動し、棒の方を向いて立つ。5、再び棒を拾い上げ、同じ事を繰り返しながら少しずつ進み、目的地を目指す。6、目的地を手で触れたら終了)
・次に「無限に遠くを見る」を行う。はじめは多摩川の上流方向を向いて、次に橋桁のコンクリートのに向かって行なった。
・二子玉川駅前に移動。「上を向いて止まろう」を行う。駅改札より20〜30m付近と横断歩道内の二ヵ所で行なった。
・玉川高島屋前にて、関根のみ「街の音を声にする」を行う。(1、聞こえてくる音に耳を傾ける。2、聞こえてきた音をなぞるように声で再生する。3、安易に擬態語を使わないように注意する。)
・パフォーマンスはこれで終了。
・旗の台、五反田経由で(遠回りをして)、新宿へ向かう。
・ツタヤ、はなまるうどんに寄ったのち、彩にてミーティング、その後立ち飲み屋に寄り生ビールを直方平二杯、関根一杯飲み解散。
今回の企画は関根。(報告:関根)

4月11日
「つくらない」26
曇りのち晴れ。昼12時にJR吹上駅に集合。パン屋「翠玉堂」へ移動。中央公園にて野本案のパフォーマンス「お花見」を実行する。各自、自分の見たい花を決めてその花を3分間見つめる。3人同時に行うのではなく、一人ずつ順番に行う。次に、水城公園へ移動。2度目の「お花見」を実行する。直方平は本人案のパフォ「桜の木の下で回転しながら花見をする」を行う。野本は関根案のパフォ「水底着」を行う。直方平と関根は近くのコンビニで買い物をした後にパフォ「買った理由をビデオに向かって説明する」を行う。次に、ゲストも連れて、埼玉古墳へ移動。3度目の「お花見」を実行する。パフォの後、行田名物ゼリーフライを食べる。ゲストを吹上駅へ送り、それから熊谷の荒川の土手へ移動。4度目の「お花見」を実行する。それから河原へ移動。直方平は本人案のパフォ「辞書で開いたところの単語を全部読む」を行う。また、直方平案のパフォ「決められた時間内拍手をし続ける」と「決められた時間内石を投げ続ける」を、どちらも3人で行う。その後、行田のファミレスへ移動。ミーティングを行う。ゲストが投げかけてくれた問いを出発点に、3人でいろいろと話し合った。今回の企画は野本。(報告:野本)

3月20日
「つくらない」24
曇りのち快晴。昼12時に新小平駅に集合。直方平の提案で歩きながらパフォーマンスをすることを試みる。まずは野本。紙袋に道で拾ったものを入れていく。時には入れたものを戻したりしていた。その次は関根。電柱を目印にして、そこを通るたびに服や靴やバックを持つ手などを左右反対にしていく。全部反対になったら、またひとつずつ戻していく。時間までその行為の繰り返し。最後は直方平。ボールを真上に上げて受け止めた後、地面に落とす。時間までその行為の繰り返し。公道での行為なので、周りへの気配りが必要である。その後新小平駅前で関根が「街の音を声にする」を行い、次に先ほどの直方平の歩きながらパフォの内容を二人組で行う。お互いのコミュニケーションの要素が入り込み、見る側としても面白いものになっている。それを3人がそれぞれ2回ずつやってから、野本は先ほどの歩きながらパフォの別バージョンを行う。先ほど封筒に入れたものを出しては置いていく。全部出したところで終了。直方平宅へ移動。軽くティータイムの後、「ことばシリーズ」を行う。「辞書で開いたところの単語を全部読む」「カラオケで自分の好きな歌を選び、相手にその歌詞を読ませる(自宅バージョン)」「物語の会話の部分を、実際に会話をしているように読む」を3人とも行う。その後、イベントの休憩に使うBGMの選定、野本帰宅後は関根と直方平でビデオ編集を行う。今回はアウトドアとインドアの贅沢な会になった。今回の企画は直方平。(報告:直方平)

2月15日
・晴れ、うす曇り。春めいたパフォーマンス日和。(関根にとっては今年初の花粉症日和)。正午JR吉祥寺駅公園口(南口)集合。井の頭公園へ向かう。
・『撫でる』を行う。金属、石(コンクリート)、木、の三種類が対象。自分の撫でたいものを探し手のひらで撫でる。金属は5分間行なったが、長く感じたので、石(コンクリート)と木は3分間にした。
・二つめのパフォーマンス『水底着』を行う。池に小さな石を落とし、石が池の底に着いたと同時(推測で可)に手を1回たたく。公園中央の橋の上と、池の西端の橋の上で行う。それぞれの場所で、それぞれが小石を3個ずつ落下させた。
・最後に動物園内で『呼吸数困難』を行う。動物(鳥)の呼吸数(わからない場合は推測)を1分間数える。それぞれ5種類の動物(鳥)で行なった。当初は心拍数も数える予定だったが止めた。
・動物園内のアトリエ館、彫刻館にて作品を鑑賞後、吉祥寺駅近くに移動、油そば店にて食事。
・吉祥寺駅中央口(北口)ロータリーに移動。
・関根のみ『街の音を声にする』を行う。ビデオで風景を映しながら、聞こえてくる音をなぞるように声で再生する。安易に擬態語を使わないように注意する。
・パフォーマンスは16時ごろに終了。
・シャノワール吉祥寺店(コーヒー300円)内にてミーティングを行う。
今回の企画は関根。(報告:関根)

2月11日
曇り。12時にJR吹上駅に野本、直方平氏、関根氏集合。一つ目のパフォ「ベル・リン・フィル・ハーモニック・コンサート」を実行するために野本の車で移動。このパフォは駐輪場に停められている自転車のベルを自由に鳴らしてコンサートをするというもの。一つ目の場所、JR行田駅の駐輪場では、10分の行為を予定していたが、開始後7分程経過した時点で警官に止められた。二つ目の場所、秩父鉄道持田駅の駐輪場へ移動、今度は行為時間を5分にして行い、無事にやり遂げた。三つ目の場所は秩父鉄道行田市駅の駐輪場で、今度は行為時間を3分にして行い、こちらも無事にやり遂げた。その後、野本の実家前のスーパーでりんごを一つ購入し、近所のパン屋さん「翠玉堂」へ移動し、店内奥のテーブル席で、パフォ「りんご」を実行した。3人で順番にりんごを使って何かをした。それから車で埼玉古墳公園へ移動し、小雨の振る中、丸墓山古墳の頂上にてパフォ「辞書で開いたところの単語を全部読む」を3人がそれぞれ順番に実行した。それから車で熊谷へ移動し、ニットーモールの屋外駐車場にて、関根氏と野本がそれぞれ順番にパフォ「街の音を声にする」を実行した。その後、近くのファミレスにて事後会話、自由会話を行った。3人という形式の強さと面白さを実感した一日だった。今回の企画は野本。(報告:野本)

1月25日
快晴。12時立川駅に集合。参加者は直方平と関根氏。まず駅周辺を3つの領域に分けて、直方平案の「人ごみの中で耳栓をする」を5分ずつそれぞれの領域で行う。その後公園に移動し、適当な場所を見つけた後そこで「物語の会話の部分を、実際に会話をしているように読む」を行う。それぞれ3回ずつ行い、最後の1回は相手に選んでもらった本を読んだ。その後の会合では、直方平が関根氏に最近の活動のことについて尋ねたりした。そしてお互い今日のパフォについての感想を述べた。今回は二人とも新鮮な体験をしたとのこと。今回の企画は直方平。(報告:直方平)

1月18日
曇り。11時40分東京駅で集合する。参加者は直方平と野本氏。今回は思い付きで、2時間の間、直方平案のパフォを二人で交互にやっていく、という方式をとった。1つは「境界線」というパフォで、まず境界線を見つけ、線によって分けられているそれぞれの領域を交互に歩くというもの。もう1つは並木の端から端まで順番に木を触っていくという「並木の木を触る」を行った。その後の会合では、当日行ったパフォにちなんで境界線についての話になった。誰が境界線を決めるのか、また、境界線なんてあるのか、結局はお互いに境界線というものを決めたがらないのではないかということで収まった。その後、個そのものということについて、個人情報、個性、などについて意見を出し合った。今回の企画は直方平。(報告:直方平)

2008年

12月21日
・晴れ。暖かなパフォーマンス日和。JR原宿駅竹下口前集合。
・駅近くのドトールコーヒー原宿店(コーヒー180円)内にて『偽名』を行う。(1、自分の偽名を10分で10個考える。2、相手の偽名を10分で10個考える。3、自分の考えた偽名と、相手の考えた偽名を比べてみる。4、同じものがあればそれに決定。5、なければ共通項のあるものを二人で選ぶ。6、選んだものの中から自分で1つ選び偽名を決定する。7、次のパフォーマンスが終るまで、その偽名を名乗る。8、その次のパフォーマンス終了時まで伸ばしても可。9、さらに延長してもよし)。それぞれの偽名として、関根は『虫を(むしを)』、直方平は『林山かわみ(はやしやまかわみ』に決定。
・代々木公園へ向かう。
・代々木公園内にて二つめのパフォーマンス『財布を隠してさあ体操』を行う。(1、自分の財布を地面に置き、枯葉を乗せて見えないようにする。2、5分たったら拾う。3、その間は体操をする。)関根はまばらな木立の中で行う。直方平は移動フードショップ系大型バン(呼び方知らない)と3、4mの微妙なキョリを保って行う。関根はパフォーマンスに集中していたためか、しばらく偽名で呼び合うことを忘れてしまい、途中何度か直方平に「虫をさん」と呼ばれたが、何のことだかわからなかった。
・次に、最後にやるつもりだったが順番を変更し『ヘイ!10DO』を行う。(1、代々木公園内を好きに移動しながら、それぞれの場所を利用した(思い付いた)パフォーマンス=安易な表現を10行う。2、行う時は「1」とか「その1」とか順番を言う。3、どんどんやる。思い付いたことがあったら安易にやってみる。)一人持ち時間30分。関根は20分ちょっと、直方平は30分弱、行った。
・CCレモンホール(旧渋谷公会堂)前に移動。
・最後に『街の音を声にする』を行う。(1、聞こえてくる音に耳を傾ける。2、聞こえてきた音をなぞるように声で再生する。3、安易に擬態語を使わないように注意する。)当初、ビデオはパフォーマンスをしている人を撮るつもりでいたが変更。本人がビデオを持ち、風景を映しながら、聞こえてくる音を声にするようにした。
・パフォーマンスは予定通り16時に終了。軽く食事をし、その後、ミーティングに適した場所を探すが見つけられず、下北沢に移動。
・カフェZAC(コーヒー480円!)内2Fにてミーティングを行う。
遠藤水城氏(アーカス・プロジェクトディレクター)のテキストと、今日やったパフォーマンスをもとに、「安易な表現」と「表現の安易さ」の違いについて話す。その後、表現とは何か、とか何となくそういう方向に話は移行する。
今回の企画は関根。(報告:関根)

12月18日
晴れ。午後2時にJR新秋津駅に集合。「”楽をする”パフォーマンス」と「“楽をしない”パフォーマンス」をそれぞれ行う。野本は「列を作って歩く」を楽なパフォとして行い、「直方平の真似をする」を楽ではないパフォとして行った。直方平は「ペットボトルを5本買い、10分の1まで捨てて残りを飲む」を楽なパフォとして行い、「ゴミ拾い」を楽ではないパフォとして行った。その後、駅前商店街の喫茶店でミーティング。「楽をすること」、「楽をしないこと」について話し合った。この2つの言葉は、ある対象に対して自分がどういう立場に立つかによって使ったときの意味合いが変わる、両義性のある言葉であるから、価値判断(どっちがいいか)はその言葉を使う人の立場によって変わる、ということを確認した。また、今現在自分たちの置かれている状況においては、多種多様な価値観が無数に存在しており、そういった中で意義のある活動をしていくにはより多面的・重層的な視野が求められるだろう、ということも話した。ここまでが野本企画。以下、直方平企画。電車で新小平駅へ移動。途中でスーパーに寄り具材を買って、直方平の自宅へ。程なく関根も合流。はじめてメンバー3人が一堂に会した。直方平が鍋の準備をする間、野本と関根は直方平のPCでニュースを見ながら談笑。この日の鍋はキムチ鍋。関根に鍋奉行をしてもらいながら、イベント「お互いのユーチューブお気に入り映像を観賞する」を行う。直方平のお気に入り映像はかなりの数があり(音楽関係が多かった)、全部見るのに結構時間が要った。TVとボクシングをするヨゼフ・ボイス、巨大なナチスドイツの国旗を背に行われるオーケストラの演奏、「マイ・ウェイ」を熱唱するシド・ヴィシャス、グレン・グールドのピアノ演奏、などが印象に残っている。野本のお気に入り映像は少なく、BOTYでの一撃のショーケース、秋葉原で集団で踊りを踊る人たち、石造りの家を壊すおじさん、など。無尽蔵に出てきそうなユーチューブの映像に、ウェブというものの、果てしなさ、みたいなものを感じた。キムチ鍋はなかなかのもので、最後のうどんまでしっかり食べた。今回の企画は野本・直方平共同企画。(報告:野本)

11月24日
曇りのち雨。午前中、JR新宿駅前で直方平、関根合流。近くのカフェで来年行うイベントの打ち合わせ。その後、直方平は横浜に移動、JR横浜駅構内で野本と合流。雨が降り出したので、雨の日プランを実行する。駅の構内で最初のパフォ「任意の場所で5分間止まるのを30分間繰り返す」を直方平が開始して10分ほどしたら警備員に止められそこで中断、場所を移動して、今度は野本が実行、30分やり通す。今度は野本案のパフォ「使い捨てカメラを使って、フィルムがなくなるまで交互に相手を撮る」を行い、その後「カラオケで自分の好きな歌を選び、相手にその歌詞を読ませる」を実行する予定だったが、雨でカラオケ屋を探せず断念、そのまま2人で横浜トリエンナーレを見学して、夜、近くのファミレスでミーティング。そこでも再びイベントの打ち合わせを行った。イベントは3月に行うことに決定する。今回の企画は直方平。(報告:直方平)

10月13日
晴れ。正午にJR新宿駅新南口に集合。一つ目のパフォーマンス、「街を歩きながら写真を撮り、写真を撮る度に、撮ったものと撮った理由を説明する」を行う。野本、直方平それぞれ30分間ずつ行った(時間はストップウォッチで正確に計った)。場所としては、野本が新宿3丁目から2丁目辺り、直方平が歌舞伎町周辺といった感じになった。物として残る写真(正確には、二人ともデジタルカメラを使用したため、画像データを印刷するまでは、物にはなっていない)も楽しみの一つではあるが、この日は「撮る行為」とそれがきっかけになって起こるコミュニケーションを楽しんだ。それから、場所を新宿駅西口方面に移し、二つ目のパフォ、「音を使ったパフォーマンス」を行う。野本は鞄の中にあった石ころをマンホールの蓋に落としたり、蹴飛ばしたりした。直方平は道路の白線の上をテンポをつけて進んだり、同様にテンポをつけて手をたたいたりした。その後、カフェでミーティング。音楽について話をしようと思っていたが、自分の準備不足でうまく話を進められなかった。「音を使ったパフォーマンス」を振り返った直方平からこぼれた「やっぱり音楽はつくってしまう」という言葉は、「つくらない」ということを考えるときの一つの目安になると思った。今回の企画は野本。(報告:野本)

9月23日
晴れ。JR川越駅改札前に集合。軽く食事を取り、「活動家の言葉を書いた紙を街中に貼る」を実行する。事前にそれぞれ準備してきた紙切れを、マスキングテープで所々に貼っていく。紙切れがなくなるまでそれをやり続ける。一人目はJR川越駅周辺で行い、次の人は西武線本川越駅周辺で行った。二つ目のパフォは「20歩歩き3歩下がる」。任意で決めた二つの場所の間をそれで繰り返す。野本はJR川越駅周辺で行い、直方平は西武線本川越駅周辺で行った。直方平は野本からそのパフォについて説明を受けずに、その形だけを見てまねるという方法で行った。その後、少し観光をした後、野外公園の芝生上にてミーティング。直方平が提案した「有名ということ、認められるということ」ということについて話し合った。話の中で、社会との接点ということが重要ではないかという理解が生まれた。その後、カラオケルームにて「カラオケで自分の好きな歌を選び、相手にその歌詞を読ませる」を行う。それぞれが思い思いに曲を選び、相手に読ませる。実行している中で、過去のランキングの曲や、履歴に残っている曲、を選ぶなどの多様な方法論が生まれ、次回行う時の参考点がいくつも見出された。なお今回から直方平企画の回の時には「買った理由をビデオに向かって説明する」を行うことになった。これはそれぞれが何か買い物をするたびに実行しなくてはならない。今回の企画は直方平。(報告:直方平)

8月28日
昼過ぎまで曇り、午後から小雨、夕方から激しい雷雨。午前11時半にJR吹上駅に集合。一つ目のパフォーマンス、「トランス・ウォーター」を行う。埼玉県熊谷市の下(南側)を流れる荒川の川の水をガラス製の瓶に入れ、その瓶を車で、熊谷の上(北側)を流れる利根川へ運び、その水を利根川へ注ぐ。そして今度は利根川の川の水をその瓶に入れ、再び車で荒川へ行き、その水を荒川へ注いで、このパフォは終了。次に、二つ目のパフォーマンス「ラジカセ・ブラザーズ」を行う。野本、直方平がそれぞれラジカセを持って並んで立ち、それぞれの自由にラジカセをいじる、というやり方と、野本、直方平が並んで立ち、ラジカセは自分たちから5mくらい離れた位置に置いておいて、ラジカセをいじりたいときにそこまで行っていじり、いじらないときはまた距離をとる、というやり方と、その2通りのやり方を、荒川の土手のラグビー場付近、車の中、旧ラオックス上の駐車場の3箇所で行った。その後ファミレスでミーティング。野本の埼玉二パフの感想、反省も含めて二パフについて少し話し合ってから、「つくらない」会のことを話し合った。「つくらない」ということ、痕跡のこと、過去の芸術家たちの宣言文、などいろいろ語り合った。お互いに「つくらない」会に対する認識がだんだん深くなってきている様子が伺えた。今回の企画は野本。(報告:野本)

7月3日
曇り。西武新宿線田無駅に集合。まず最初に二つのパフォーマンスを2回場所を移動して行う。パフォーマンスは「恥ずかしい音楽を流しながら歩く」「イスを持って歩きまわり、好きなところで好きなだけ座る」。最初は田無駅、次は花小金井駅、最後は小平駅。順番は直方平がまず始めにやり、次に野本。一つのパフォーマンスは10分間。時間がきたら、そのまま次のパフォーマンスに移る。二つのパフォーマンスが終わったらそのまま次の人の番にうつるわけだから、計40分もの間駅前からスタートしパフォをしながら歩き続ける、という感じになる。始めの場所では駅前で遠慮がちに動いていただけなのが、最後の場所になると駅前から離れ住宅地の方へ歩いていったり、ボリュームを恣意的に変化させたり、自由なアクションが見られてきた。最後に「コンビニで必要なものを買い、その理由を説明する」をそれぞれが行い、パフォは終了。その後ファミレスにおいてアフタートーク。恥ずかしさについて、経済について、ニパフについて、いろんなことを語り合った。今回の企画は直方平。(報告:直方平)

6月12日
雨の秋葉原駅に集合、昼食後、「2ビデオプロジェクト」を実行する。雨のために、普段しているように街を歩き回ることはできないので、雨のしのげる場所での実行。改札前、アーケード街など。案内はそれぞれ交互に行う。しのげる場所がなかなかないので、電気店内のエスカレーターで実行。その後通り魔殺人事件のあった辺りで軽く行い終了。その後、中野区野方に移動し、「世代と犯罪」について語り合う。その中でパフォーマンスやメディアの話も行う。今回の企画は野本。(報告:直方平)

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